ゼミ参加者からの声(ひだまり行政書士事務所 長島愛先生)

開業準備実践ゼミにご参加いただいた後、2020年10月に開業した長島愛先生からゼミのご感想を頂きました。

長島先生は、自分の「好き」を行政書士という資格を活用して「仕事」にしています。これから開業を目指す方にとってとても参考になる内容です。ご一読をお勧めします。なお、以下は長島先生から頂いた原稿のままです。

2021年1月6日

開業準備実践ゼミ 主宰

竹内 豊

受験のきっかけ

大学時代に女性福祉を学び、卒業後は社会福祉士として女性支援に携わってきました。いつしか「自分がめざす支援を、思う存分してみたい!」と考えるようになり、行き着いた資格が行政書士でした。福祉と行政は密接に結びついているので、社会福祉士との相性も良かったように思います。

参加したゼミの感想

「開業ゼミ」「相続遺言ゼミ」「新しい家族法務ゼミ」に参加しました。

先輩行政書士の竹内先生・渡邉先生だけでなく、自分と同じプレ行政書士の皆さんともお会いすることができたことも、大変貴重な機会でした。

ゼミの内容は大変実践的で、実務の流れを具体的にイメージすることができ、現場を知らないが故の漠然とした不安感がクリアになりました。同時に、今の自分に足りないことが明確になり、開業までにやらなければならないことの優先順位がはっきりしました。そのため、ゼミ参加後は、時間を有効活用できるようにもなったように思います。

合格から開業まで

合格してから開業まで、5年かけてじっくり準備をしました。というのも、「完璧に準備してからでないと…」という思いに囚われすぎて、なかなか覚悟が決まらなかったことが大きな理由です。

しかし、行政書士の先輩や、起業家の方とお話していく中で、「まずは自分ができることから始めて、少しずつできることを増やしていけばいい。」と気づかせていただきました。

見切り発車をしてしまって、お客様にご迷惑をおかけしてしまうようなことはあってはなりませんが、最初から「すべて完璧」をめざす必要はなかったのだと思います。準備に時間をかけて良かったことももちろん多くありますが、もし5年前の自分に声をかけられるとしたら「できることから少しずつ始めてごらん」と声をかけるかなと思います。

今後の抱負

私は31歳のある日、脳動脈瘤の疑いと宣告されました。思いもよらないことで、呆然としました。その時に終活に着手しましたが、死の恐怖と向き合いながらの終活は、心身ともに大変な作業でした。幸い誤診だったということで、死の恐怖からは解放されましたが、“もしも“の時に備えることは、余裕のある時にこそ必要なことなのだと痛感させられる出来事でした。

その経験を活かし、ひとり親家庭やおひとりさま女性など、“もしも”が心配だけれど、どうしたらいいかわからないという方々の不安を解消するお手伝いをさせていただきたいと思っています。

“甘え下手で自分1人で頑張ってしまう人”が、つい頼ってしまうような、そんな事務所をめざしたいです。

開業を目指す方へのアドバイス 

私が開業を考えた時に、真っ先に湧いてきた感情は“不安”でした。「本当に自分にできるのか?」がとにかく不安で、なかなか最後の一歩を踏み出す覚悟ができませんでした。

しかし、いざ開業を決意し、いろんな人に決意表明をしていく中で、応援してくれる人・力を貸してくれる人に、数多く出会えるようになりました。

「とにかく不安。」「何から始めたらいいかわからない。」という方は、まず「自分が何をしたいのか?なぜそれをやりたいのか?」を掘り下げていくのがいいと思います。

そして、いろんな人にとにかく想いを語ることから始めてみることをオススメします。語っていく中で、自らのビジョンが変わっていったり、明確になったり、具体化されていくと思います。

そして、そう思わせていただいた最初の機会は、竹内先生のゼミでした。「どうしたらいいかわからない」という方は、まずはそうした“場”を作ってくださっている竹内先生と、ぜひ出会ってみてください。竹内先生との出会いが、あなたを応援してくれる最初の場となるはずです。あなたの想いが実現できますよう、心から応援しています。

2020年12月15日

ひだまり行政書士事務所
行政書士 長島 愛

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